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退職金にはいくら所得税がかかる?

退職金には、所得税・住民税がかかり、退職金から天引きされます。差し引かれる税金がいくらかというのは、退職後の生活設計のために重要なポイントですね。


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実際、退職金に所得税はいくらかかるのでしょうか?

退職金は「退職所得」という所得の区分に入っています。退職所得の金額に税率をかけて、所得税が計算されます。退職所得の金額は、次のように計算します。

退職所得の金額=(収入金額(源泉徴収される前の金額)-退職所得控除額)×1/2
(平成25年1月1日以降、勤続年数5年以下の役員に対する退職所得の金額は、「×1/2」の適用がありません。

この算式の退職所得控除額とは、勤続年数によって次のように計算します。
勤続年数20年以下 → 40万円 × 勤続年数
(計算して80万円に満たない場合は、80万円)
勤続年数20年超 → 800万円 + 70万円 × (勤続年数ー20年)

たとえば、勤続年数21年4ヶ月で退職金1,500万円貰ったときの退職所得の金額は
((1,500万円ー(800万円+70万円×2年))× 1/2 = 280万円
となります。(勤続年数で、端数の月数は、切り上げて1年とします。)

税率は、その所得の金額の大きさによって適用される税率が変わります。所得税の速算表で計算出来ます。ちなみに上記の例での退職所得280万円の場合、10%の税率が適用されます。(平成25年現在)

〇〇を提出すれば、確定申告は不要

上記のとおり退職金の所得税を正しく計算し、会社に天引きしてもらった場合は、本人が確定申告をする必要はありません。ただ、このように正しく所得税を計算する際には、会社から「退職所得の受給に関する申告書」の記入を求められます。この書類を提出しなかった場合、退職金の20%を所得税として天引きされてしまいます。この場合、本人が確定申告をすることによって、正しい所得税で計算され、多く天引きされた部分の還付を受けることができます。(不足分を支払うパターンもあります。)

 

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