TOP > 税務 > 安藤美姫選手が未婚シングルマザー。未婚シングルマザーの税金

安藤美姫選手が未婚シングルマザー。未婚シングルマザーの税金

先日、フィギュアスケートの安藤美姫選手が、未婚でシングルマザーになったことを発表して話題となっています。

「シングルマザー」の現状

平成23年における「シングル・マザー」の総数は、123万8 千人となっており、100 万人を大きく超えています。
このシングルマザーのうち、8割が離婚により「シングル・マザー」になっており、1割弱が未婚で「シングルマザー」となっています。近年は、未婚での「シングルマザー」が急増しています。

N612_ekinoho-muwoarukuoyako500

未婚シングルマザーの不利益

母子家庭は、生活に困窮するケースが少なくありません。
このため、所得税法では、「寡婦控除」という所得控除によって、税金が優遇されることになっています。
さて、この「寡婦控除」ですが、実は離婚・死別によるシングルマザーが対象で、未婚によるシングルマザーは対象外なのです。住民税を計算する上での「寡婦控除」も条件は同様です。

「寡婦控除」の適用を受けられないということは、所得税・住民税だけでなく、保育料の負担も増えることになります。
その負担の差は年30万円以上とも言われています。
自治体によっては、保育料を計算する上で、寡婦控除を適用したものとみなし(みなし寡婦控除を適用し)負担を減らす対応もみられています。

なぜ「寡婦控除」の対象外なのか?

寡婦控除は,第2次世界大戦で生計の柱であった夫を失った戦争未亡人が子供を育てることに配慮し、昭和26年に創設されました。結婚し子供を産んだときから離婚・死別によって経済力が一変したことに着目してこの寡婦控除を設けたこと、そして創設当時は、未婚のシングルマザー率が高くなかったことなどから、未婚のシングルマザーは寡婦控除の対象外となってしまったのだと思います。近年の未婚のシングルマザー率の急増、少子高齢化の深刻度から見ても、寡婦控除の要件を見直しが求められる社会になるのではないでしょうか。

 

ブログランキングに参加しております。
記事が役に立ちましたらクリックをお願い致します。
↓↓↓↓
にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。