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母さん助けて詐欺 雑損控除

12日、警視庁が一般公募していた「振り込め詐欺」の新名称について、最優秀作品として「母さん助けて詐欺」が選ばれました。
平成15年ごろから横行していた「振り込め詐欺」は最近では、直接現金を受け取りに来る手口が主流となっていることから新しいネーミングを募集したそうです。
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さて、金銭的な被害にあった場合は、「雑損控除」による確定申告を行うことで、その被害を考慮して所得税が幾分か減額されます。
しかし、この雑損控除は災害や盗難、横領等のいずれかに伴う損失が対象で、詐欺による損失は対象とはならないのです。
災害や盗難は、被害者の意思にかかわらず、金銭または物品を盗られることです。一方、詐欺は被害者の支払う意思に基づき、振込などがされているため、雑損控除の対象となる「災害や盗難、横領等」には当たらないということで判決がでています。

冒頭に書いたとおり、詐欺の方法が多様化しており、被害者に大金を持ってくるよう呼び出し、連れ回し、最終的にはひったくるというケースもあるようです。この場合の「ひったくり」は盗難にあたりますから、「雑損控除」の対象となります。

仮にひったくりとして「雑損控除」の対象になったとしても、所得から控除できるのは、(差引損失額)-(総所得金額等)×10%とわずかな金額です。

「振り込め詐欺」には、「振り込め詐欺救済法」という法律があり、この法律によれば、まず、振り込め詐欺などの犯罪被害によって資金の振り込まれた口座を金融機関が凍結し、60日程度の手続きを経て、口座名義人の権利が消滅、預金保険機構のホームページ上で、被害に遭った方からの資金分配の申請を受け付けることを周知(公告)したのち、被害者に対し資金を分配して返還されます。この方法でも、振り込んだ資金が素早く回収されてしまえばこの方法によって救済されませんし、もっとも振込ではなく手渡しした場合には適用できません。

不審な電話がかかってきても、冷静に、まずは一人で判断しないで、周りの人や警察に相談して、詐欺の被害者とならないことがなにより重要ですね。

 

 

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